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「マルクス経済理論の現代的意義と限界」(全3回)

 

 講師:宇仁 宏幸さん

      (京都大学名誉教授、追手門大学教授/経済学)

  著書:宇仁・巌・藤田編『制度でわかる世界の経済』(ナカニシヤ出版)

 

 第1回「価格論」 11月13日(土) 

 

 第2回「賃金論」 12月11日(土) 

 

 第3回「制度論」2022年1月 22日(土)午後1時〜3時半

 

 ○参加費:無料

 ○参加方法:Zoomを用いてリモートで開催します。

  参加ご希望の方は大阪哲学学校(oisp@mac.com)までご連絡

  ください。アクセスのURLを事前にお知らせします。

 

【講師より】

 『資本論』を中心とするマルクスの経済理論は、マルクスが生きた時代の資本主義の分析から導かれた理論である。資本主義は19世紀末から20世紀初めにかけて「大転換」とも呼ばれる大きな変化を遂げた。当然ながら、現代の資本主義を理解するための理論としては、マルクスの理論はいくつかの意義もあるが、多くの限界をもつ。本講義では、商品の価格の決定メカニズム、賃金の決定メカニズム、経済の制度的調整メカニズムについて、マルクスはどのように考えていたのかを説明し、現代におけるその意義と限界を明らかにしたい。

1月29日(土)午後1時半〜4時半 新年交流会(予定)

 

 

コロナ禍でこの2年開催できなかった恒例の新年交流会を、条件が許せば対面で実施したいと考えています。リモートでは参加しづらい方にもぜひご参加いただき、久しぶりの交流を楽しめればと思います。

ただし、コロナ新型株の感染拡大状況によっては、直前になって急遽中止せざるを得ない場合がありますので、その点ご承知おきください。

 

○場 所:尼崎中央南生涯学習プラザ(サンシビック尼崎内)2階和室

 ※下の地図参照

 (阪神尼崎駅下車、駅南を高架にほぼ沿う形で神戸方面に徒歩10分弱)

○参加費:1000円(飲み物とつまみを用意します)

2月12日(土)午後1時〜3時半

 

近現代文学講座(不定期開催) 第2回(タイトル未定)

 

 講師:綾目 広治さん(ノートルダム清心女子大学名誉教授)

 

 ○参加費:無料

 ○参加方法:Zoomを用いてリモートで開催します。

  参加ご希望の方は大阪哲学学校(oisp@mac.com)までご連絡

  ください。アクセスのURLを事前にお知らせします。

〈知の歴史〉入門講座

 

「ヘーゲル哲学へのプロレゴメナ

ー自由と疎外をめぐってー」

 

 講師:大田孝太郎さん(広島経済大学名誉教授)

 

第1回 2月26日(土)午後1時〜3時

 

 「ヘーゲルの生涯とヘーゲルの時代認識」

 

第2回 3月12日(土)   

 

 「若きヘーゲルにおける政治と宗教

ー〈自由〉と〈疎外〉」

 

第3回 3月26日(土)   

 

 「政治と宗教の彼方へーヘーゲル哲学の生成」

 

 ○参加費:無料

 ○参加方法:Zoomを用いてリモートで開催します。

  参加ご希望の方は大阪哲学学校(oisp@mac.com)までご連絡

  ください。アクセスのURLを事前にお知らせします。

 

【講師より】

 三回にわたってヘーゲルの思想についてお話しますが、もちろん三回ではヘーゲルの思想の全般にわたるお話はできません。それでこのたびは、三十歳ではじめてイェーナ大学で教鞭をとるまでの青年時代のヘーゲルにスポットを当てたいと思います。ヘーゲルが思想家としてその経歴を歩みはじめたとき、どのような問題意識をもってのぞんだのか、という観点から、ヘーゲルの思想を考えてみたいと思います。

 若いヘーゲルが立ち向かった時代の課題は、晩年にいたるまで持続低音のようにヘーゲルの哲学の地底から鳴り響いていたと言えると思います。かかる時代の課題を解き明かすためのカギ概念が「自由」と「疎外」であると言ってよいでしょう。若きヘーゲルの思想を、「自由」と「疎外」という観点から解明することによって、難解なヘーゲル哲学の根底にある考え方がいくらかでも明らかになることを願っています。

 

テキストおよび参考書

 30歳までの青年時代のヘーゲルには、完成された形で出版された著作はありませんが、いくつかの未完成な手稿が残されています。

 本講座では、それらの手稿の中から、①『民族宗教とキリスト教』②『キリスト教の既成性』③『キリスト教の精神とその運命』(これらの題名は、ヘーゲルの死後、手稿の編纂者がつけたものです)と呼ばれているものを中心に話を進めてゆきます。 

  上記の三つの手稿のうち①と②の翻訳として、

  ◎久野昭 /水野建雄訳『ヘーゲル初期神学論集Ⅰ』(以文社)がありますが、現在は絶版のようです。

 ③はヘーゲルの青年時代の手稿の中で最も内容の充実した雄編ですので、その翻訳書もいくつか出版されましたが、比較的手に入りやすいものとしては、

  ◎伴 博訳『キリスト教の精神とその運命』(平凡社ライブラリー)、

 その他に、

  ◎木村 毅訳『キリスト教の精神とその運命』(現代思潮社)

  ◎細谷貞雄 /岡崎英輔訳『キリスト教の精神とその運命』(白水 i クラシックス)があります。

 本講座では、「自由」の問題を取り上げますので、人間の歴史を自由の意識の展開過程だと考えるヘーゲルの『歴史哲学講義』を、お時間があれば読まれたらよいでしょう。

  ◎長谷川 宏訳『歴史哲学講義(上)(下)』(岩波文庫)。

 参考書としては、以下の2冊をあげておきます。

  ◎ヨアヒム・リッター『ヘーゲルとフランス革命』〔出口純夫訳〕(理想社)

  ◎城塚 登『ヘーゲル』(講談社学術文庫)

 前者のリッターの著書は、ヘーゲルの研究書としては古典的なもので、フランス革命が政治的に提起した人間の権利と自由の問題を生涯粘り強く考え続けたのがヘーゲルで、ヘーゲル哲学はフランス革命の哲学であることを説得的に論じています。

 後者の著者である故・城塚登は、フォイエルバッハやマルクスの疎外論の研究者としてよく知られて人ですが、このヘーゲル論でも、ヘーゲルの社会哲学の側面に十分に目配りしながら、ヘーゲル思想の全体をバランスよく、初心者にもわかりやすく説明しています。さらに、ヘーゲルの青年時代から晩年に至るまでの主要な著作(初期の手稿である『キリスト教の既成性(実定性)』や『キリスト教の精神とその運命』を含めて)から重要な箇所を選び出して邦訳し、読者に原典のかおりをおくるように工夫されています。もし本講座を視聴してくださる初心者の方が、ヘーゲルにかんする参考書を一冊あげてください、と言われれば、私はこの城塚氏の著書を挙げたいと思います。

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